動的ストレッチと静的ストレッチの目的の違い
運動の前に行ったり、体の柔軟性を高めたりする効果のあるストレッチですが、ストレッチの種類には大きく分けて「動的(どうてき)ストレッチ」と「静的(せいてき)ストレッチ」の2種類あります。
この2つのストレッチを理解し、目的に合ったストレッチを行うことでより効果を高めることができるでしょう。
動的ストレッチ
動的ストレッチは、腕や足などを様々な方向に動かして、その中で筋肉を伸ばしていくというストレッチ方法です。
運動前に行うストレッチのほとんどが、動的ストレッチになります。
~動的ストレッチの目的~
・体温を上昇させる
・心拍数を上げる
・血行の促進
・ケガの予防
・筋肉の柔軟性を高める
・交感神経を優位にする
運動前のウォーミングアップとしても取り入れられる動的ストレッチは、筋肉の活動を活発化させてケガの予防につなげたり、ストレッチ後の運動のパフォーマンスの向上に役立ちます。
また、仕事の合間などに行うことで集中力のアップにもつなげることができるでしょう。
静的ストレッチ
動的ストレッチとは反対に、運動後のクールダウンなどに取り入れられるのが静的ストレッチです。
~静的ストレッチの目的~
・筋肉に溜まった老廃物の排除
・筋肉の回復を早める
・心身のリラックス効果
・柔軟性の向上や維持
・コリをほぐす
・筋肉の可動性の向上
運動によって損傷した筋肉は、静的ストレッチを行うことで乳酸などの老廃物を排出させて回復を早め、ダメージを翌日以降へ持ち越さないことが大切になります。
また、心身のリラックス効果もあるため、寝る前に行うことで寝つきが良くなったり体を休むモードへと変換することができます。
就寝前に動的ストレッチを行ってしまうと、交感神経が刺激されて身体が覚醒し、寝つきが悪くなったり睡眠の質が低下してしまう原因になるので注意しましょう。
このように、動的ストレッチと静的ストレッチにはそれぞれ異なる目的があります。
動的ストレッチを行う際は、筋肉の可動域を広げることを意識して、リズミカルに体を動かしましょう。
静的ストレッチでは、可動域ギリギリまで筋肉を伸ばし、その状態を数十秒間キープするようなストレッチが基本になります。
反動はなるべく使わずに、呼吸も意識して行うことが大切です。
何気なく行っていたストレッチが動的ストレッチなのか静的ストレッチなのか、きちんと目的に合ったストレッチの選び方ができているか、ぜひ参考にしてみてください!
当院では、アナタの症状に合わせてストレッチ指導をしています。
自分がどんなストレッチをしていいか分からないとお悩みの方は是非、当院の施術と運動指導を受けてくださいね。
メディカルケア羽曳野治療院
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