あなたは「腰」を痛める時、人はどういう姿勢になっている事が多いと思いますか?
普段、皆さんの周りにも「ぎっくり腰」をしてしまったと話す人が多くいるかと思います。
よく、アニメや漫画なんかでは腰の骨が前後にずれるイラストが使われていたりしています。
「ぎっくり腰」をしたと聞いて、あなたはどんな姿勢や動作を思い浮かべますか?
今回は、「腰は本来どのように動いて、どういった動きが負担になってしまうのか」について書いていきますので是非、参考にして下さい。
「腰痛」発症後の安静には効果がない!?
腰を痛めてしまった時、あなたはどのような対応をしますか?
多くの方は湿布を貼って、安静にするという選択をされるかと思います。
「腰痛」について調べたことがある方は既に知っていることかもしれませんが、最近の研究結果では腰を痛めてしまった場合、安静にするより動ける範囲で動くほうが良いと報告されています。
しかし、動ける範囲で動くと言ってもむやみに動いていいというわけではありません。
腰に痛みを感じない程度の運動を少しずつ行っていかなくてはなりません。
その為には、腰は本来どのように動いているのかを知っておく必要があります。
腰の本来の動きを知っておく事で、腰痛を悪化させてしまう事を予防できます。
ヒトの関節についての「基礎知識」
まず、はじめに触れておきたいことが、ヒトの関節の動く方向と動く範囲は決まっています。
人間には多くの関節があり、「膝関節」や「肩関節」などの大きな関節もあれば、指の骨などの細かい関節もあります。
背骨は「頚椎(首の骨)」、「胸椎(胸の骨)」、「腰椎(腰の骨)」、「仙椎(骨盤の後ろの骨)」と分ける事ができ、それぞれに関節があります。
背骨は各部位ごとに形状が異なり、それぞれ動く方向と範囲が決まっており、頚椎、胸椎、腰椎それぞれが得意とする動きは決まっています。
この動く方向が決まっているにも関わらず、関節に無理な動きや本来動くはずのない動きが加わってしまったり、動く範囲以上の動きが加わってしまうと関節は変形してしまったり、関節の軟骨や周囲の組織が傷つく事になってしまいます。
例えば、「肘」は伸びきってしまうと、それ以上伸びる事は出来ませんが、さらに肘が伸びる力が加わったら、肘はどうなるでしょう?
痛々しくてあまり想像したくありませんが、肘は逆に曲がり、骨折してしまいます。
膝に関しても、よく「変形性膝関節症」と診断され、関節の間が狭くなっている、軟骨が磨り減っていると医者に言われるという事がありますが、これも膝が歩いている時や立ち座りをする時に膝に本来の動く範囲以上の動きが加わってしまい、負担がかかりすぎてしまった結果と言えます。
本来の腰の動きとは?
本来、腰の骨の動きはどの方向に動くのでしょうか?
大きく分けて腰の骨は
・前屈(前にかがむ)
・後屈(後ろに反る)
・側屈(カラダを横に倒す)
・回旋(カラダをひねる)
という動きをする事が出来ます。
この中で、腰の骨が得意とするのは前に屈む動きです。
そして、最も苦手なのが身体が捻る動きになります。
腰の骨は立っている状態から、「前に屈む時に約50度」動きます。
それに対し、「身体をひねる時には約5度」しか動きません。
腰はひねることに非常に弱い関節という事がわかります。
よく「野球」のバッティングや「ゴルフ」のスイングなどで「腰をひねって打て」と表現されますが、これはあえて「腰に負担をかけろ」と言っているようなものです。
このような理由で腰をひねることは腰に良くないという事がわかります。
では実際に皆さんが今まで「ぎっくり腰」をしてしまったり、腰を痛めてしまった時のことを思い出してみてください。
・床に落ちたものを片手で拾おうとした時
・寝ている姿勢から身体をひねりながら起きた時
・左側にある重い荷物を持ち上げて右に移した時
・横坐りした状態から立ち上がろうとした時
・スポーツで身体をひねる事を勢いよくした時
いかかでしょうか?思い当たることはありませんか?
特に「床のものを拾う時」、「床のものを持ち上げる時」などは「腰痛」を訴える方が多いように感じます。
そのような際には以下の3つのポイントを参考にしてください。
①足を両足揃える事
②お尻を後ろに突き出すように屈む事
③膝を曲げて足の力で持ち上げるようにする事
片手で拾う、どちらかの足が前に出ているなど左右非対称の動きになってしまう場合は、腰にひねる動きが加わっていまいます。
なるべく、「左右対称にするように足を揃える」、「両手を使う」という事が腰をひねる動きを予防してくれます。
他にも、腰をひねる動きは日常生活に多く潜んでいます。
腰を痛めてしまったきっかけの動きを細かく思い返してみてください。
もしかしたら、腰をひねる動きを知らず知らずのうちにしてしまっているかもしれません。
この腰をひねる動きを理解して、普段の私生活から気をつける事で、腰に負担をかける頻度が少なくなり、痛めて傷ついてしまった組織が少しずつ治癒していくようになります。
そうすれば、腰を痛めてしまっても、自分自身で「痛みのコントロール」ができるようになってくると思います。
胸と股関節の動きが腰の動きを助ける!
では、「この腰を捻らないようにすれば良いのはわかったが、ひねる動きをする時はどうすればいいの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
仕事上、どうしても腰をひねらなければならない時や、特にスポーツでは腰をひねる動きが多くあります。
ここでポイントなのが、カラダをひねる動きを得意としている箇所である「胸椎(胸の骨)」と「股関節」を使う事です。
腰が5度しか捻る事が出来ないのに対し、胸の骨に至っては、「胸の骨は30度捻る事」ができます。
また、「股関節」は球関節という関節に分類されており、動きが非常に大きな関節になっています。
この二つの関節の動きを維持しておく事が腰痛の予防にはとても重要になってきます。
まとめ
まとめると、腰は「捻る」という動きに非常に弱い構造をしていて、日常生活で腰を捻ってしまうような動きは多く存在しています。
そして、この腰が捻らないようにする為には「捻る」動きを得意としている胸の骨と股関節の動きを柔らかく維持しておく事が重要という事になります。
今回の記事を参考にして頂き、普段の生活の動きをもう一度見直して、細部まで注意してみてください。
あなたが「原因不明」と思っている腰痛の原因が意外と隠れている事があるかもしれません。
こんにちは、整形外科で治らないと言われた「腰痛」を解消させる『メディカルケア羽曳野治療院』院長の今津嵩之です!
私は南大阪の羽曳野市で重症症状・腰痛治療の専門家として活動しています!
どこに行っても治らない「重症症状」「腰痛」の治し方をプロの整体師・整骨院の院長、プロのトレーナーに教えています!
私は重症症状を中心に主に「腰痛」を専門に羽曳野で整体治療院を経営しているのですが、腰痛患者さんは年々減るどころか増加を辿っています。
「正直、現代医療がついていけない、、、でも、なんとか対応して一人でも多くの方が改善して頂けたら」と日々取り組んでいます。
※施術中は電話に出ることが出来ませんので、留守番メッセージに「お名前」と「電話番号」を残して下さい。こちらから折り返し致します。
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