腰部椎間板ヘルニアの手術法について 【羽曳野市の腰痛専門整体 メディカルケア羽曳野治療院】

腰部椎間板ヘルニアの手術法について:最後までお読みください。

 

腰椎椎間板ヘルニアは当然のことながら腫瘍とは違いますので、検査で見つかった段階で急いで手術しないといけない、といことは非常に稀です。

 

そして、椎間板ヘルニア自体は本来、飛び出た椎間板の髄核は血液中のマクロファージと言わる貪食細胞に食べられる事で自然と消えてしまいす。

 

簡単に言うと、ヘルニアになった部分はある程度の期間が経つと、自分の体に吸収され、自然とヘルニアは小さくなって治っていきます。

 

ただし、手術をしなければならないときがあります。

 

それは、椎間板ヘルニアによって直腸膀胱障害を引き起こしている時です。直腸膀胱障害とは尿閉といっておしっこが出なくなったり、尿失禁・便失禁や排便障害(便が出なくなったり)が起こる場合は手術が第一選択肢となります。

 

それ以外にも、手術の対象となるものがあります。

 

それは、高度な運動神経麻痺を起している場合です。

 

つまり、足に力が入らなくなって、歩けない・立てない・座れないなどの運動麻痺を伴っている場合は手術適応となります。

 

腰部椎間板ヘルニアの手術方法で代表的なものは以下の通りです。

※手術費用は保険適応の場合と、自費の場合があり病院によっても違いがありますので参考程度として載せておきます。

 

1:LOVE法(ラブ法)

 

 LOVE法は、椎間板ヘルニアの手術としては最も一般的なもので、

腰部の皮膚を5cmほど縦に切開して椎間板ヘルニアを切除する方法です。

 

医師が直接肉眼で問題となっているヘルニアを切除して神経の圧迫を取り除くので安全、確実度が高い手術方法です。

 

全身麻酔で行われ、良好な視野を得るために骨の一部を削る場合もあります。

 

術後2~4日で歩行を開始し10日から14日ほどで退院になります。

 

費用はいずれも健康保険が適用され、一定額の自己負担で手術を受けることができます。

ラブ法の手術費用は、ヘルニア切除の手技料だけで約24万円。

健康保険が使えるので、3割負担の人なら約7万円。

 

このほかに検査や入院の費用がかかるため、おおむね10万円程度の自己負担となります。

 

最近では従来のLove法よりも身体への負担が少ない、顕微鏡視下椎間板ヘルニア切除術(Micro<マイクロ> Love法)も行われるようになってきました。

 

Micro‐love法も保険適応なので一定額の自己負担で手術を受けることができます。

 

2:内視鏡下腰椎椎間板摘出術(MED)

 

内視鏡を入れて皮膚や筋肉を切開してヘルニアを起こしている椎間板の髄核を除去します。

 

切開部位はlove法・micro―love法より更に小さく約15ミリ程度で済みますが、専用の機器を使い、また高度な技術を要するため、手術が出来る医師や医療機関が限られます。

 

入院期間は約1週間と短く、仕事やスポーツなど早期に復帰しないといけない場合には選択肢の一つになる手術です。

 

健康保険適応となり総額は約30万円。自己負担額は3割負担で約9万円前後です。

 

3:顕微鏡下椎間板ヘルニア摘出術(MD法)

 

顕微鏡で見ながら皮膚や筋肉を切開してヘルニアを起こしている椎間板の髄核を除去します。

 

顕微鏡を見ながらの手術なので医師の技術と熟練が必要となります。

love法を肉眼ではなく顕微鏡を見ながら行う手術と考えていいです。

 

全身麻酔で障害部位を3~5センチ程度切開します。

歩行開始は術後2~3日、入院期間は1~2週間くらい必要です。

 

健康保険適応で、自己負担額は10~15万円。

 

厳密にはもう少し種類がありますが、上記が代表的な椎間板ヘルニアの手術方法です。

 

更に、椎間板ヘルニアの手術といっても色々あります。

 

4:椎間板ヘルニアのレーザー治療(PLDD)

 

椎間板の中にある髄核に刺したレーザーファイバーからレーザーを照射して髄核を蒸発させ椎間板ヘルニアによる神経の圧迫を除去する術法です。

 

椎間板自体を切除せず、レーザーで溶かして出来た空洞にはみ出たヘルニアが戻るようにさせるため、ヘルニアの大きさによって、2~3回の手術が必要となる場合があります。

 

どんな椎間板ヘルニアにも使える方法ではないのですが、切開しないで出来るため患者さんの負担が少ないからと取り入れる病院が増えています。

 

入院期間も短く、日帰り手術で済む利点はあります。

 

健康保険は適用されず、全額自己負担となります。 執刀医によって異なり1か所約40万~70万円 2カ所となると+10万~20万円です。

 

手術を選ぶ前に知っておきたい事実

 

手術によって椎間板の髄核を除去すれば、椎間板ヘルニアの手術として成功です。ですが、手術をすると言うことは正常な筋肉を切ってしまうわけで、切開された筋肉に硬さが出て違う腰痛を引き起こす原因にもなります。
残念なのが、どの手術法をとっても「椎間板ヘルニアの手術をしたのに良くならなかった!」と言われる方は少なからぬ割合で存在します。

 

特に、痛みも痺れもない人の約76%に椎間板ヘルニアが存在しています。

 

 

そして、椎間板ヘルニアの手術後の再発率は5~10%程度だといわれていますが、90%以上再発するという報告もあります。

 

また、術後5年以内が最も再発率が高いようです。

 

そもそも、それらの人たちの痛みや痺れの原因は、本当に椎間板ヘルニアによるものだったのでしょうか?

 

ヘルニアにより、神経が圧迫をされると痛みが出るということを未だに信じ続けているのには矛盾を感じます。

 

なぜなら、神経は圧迫されても痛まないからです。

 

はぁ~?

テレビでもお医者さんが「ヘルニアが原因です!」って言ってるで!

 

その理由は、ヘルニアが神経を圧迫すると麻痺がでます。

 

解剖学の本にも載っています。

 

恐ろしいことですが、MRIの画像診断で椎間板ヘルニアが発見されれば、痛みやしびれの犯人だと決めつけ、手術が行われる事が多いのです。

 

本来は必要のない椎間板へルニア手術が行われる事もめずらしいことではありません。

 

前回の椎間板ヘルニアとよく似た症状を引き起こす病態の記事をもう一度読んでもらいたいとおもいます。

 

前回のを見る
№5・椎間板ヘルニアに似た症状の疾患

 

 

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