膝痛の原因
●変形性膝関節症の原因
膝(ひざ)の痛みで一番多いのが膝(ひざ)の内側に出る痛み『変形性膝関節症』と呼ばれる症名ですが、歩き始めや立ち上がる時、階段を降りる時、次の動作に移る時、正座をする時などに痛みを感じることから始まり、次第に痛みが強くなって慢性的な症状へと進行していきます。
この痛みは中高年に起こる膝(ひざ)の痛みの90%を占めているので、説明しておきましょう。
男女の比率は1対20位で女性に多く現れていますが、この理由は重力の影響が関係しています。
男女とも平等に重力の影響を受けているわけですが、重力の影響である2つの有害なストレス『過剰な衝撃波とねじれ波』、つまり破壊力を多く受けてしまうのです。
外反母趾もこれと同じ理由で女性に多く現われ、外反母趾の場合は地面と近い距離にあるので、「過剰な衝撃とねじれ」の破壊力の影響がより大きくなり、1対50位の割合で女性に多く現われているのです。
これらの差を現代医学はホルモンの低下、骨そしょう症、栄養のアンバランスが主な原因と説明していますが、これは誤解があります。
このように書くと、かなりのおしかりがあると思いますが、事実なので書かざるを得ません。
原因
第一の原因は、仙腸関節の捻挫により「外反母趾」や「指上げ足(浮き指)」から発生する『過剰な衝撃とねじれ』という2つの有害なストレス(破壊力)であり、重力の影響です。
特に外反母趾や指上げ足(浮き指)での歩行は、歩行時に足先が外方向へ流れてしまう「ねじれ歩行」となり、テコの原理でO脚を発生させ、体重を膝(ひざ)の内側へ集中させてしまいます。
更に、このような不安定な足裏はクッション作用が著しく衰えているため、過剰な衝撃を膝(ひざ)に繰り返し伝えてしまい、この内側部分をより破壊させ次第に変形と痛みが起こってしまうのです。
その証拠に『変形性膝関節症』を起こす95%以上の人に外反母趾や指上げ足(浮き指)が見られます。
これらの不安定な足裏は、指が踏ん張れていないため重心がかかとに片寄り、指の付け根とかかとだけを使った不安定な2点歩行をしているのです。
また、ジョギングをして膝(ひざ)が痛くなる人とならない人の差は、重力の影響の中で最も大きい『過剰な衝撃とねじれ』の破壊力を多く受け過ぎてしまったかどうかの差にあります。
つまり、「外反母趾」や「指上げ足(浮き指)」によるものだったのです。
そして、足裏の歪みが私たちの体にこれほど大きな影響を及ぼしているにも関わらず、それに気付いていない人があまりにも多すぎるのです。
階段の上り下りの痛み
90%の変形が潜在的に溜まってしまうのは不安定な足裏が原因です。
足裏が不安定だと『過剰な衝撃とねじれ』、つまり地震で例えると『縦揺れと横揺れ』の破壊力が繰り返し膝(ひざ)に伝わってしまうのです。
特に、かかとからの強力な突き上げ(ヒールストライク)と自分の体重が膝(ひざ)の関節面で衝突を繰り返すことにより軟骨が破壊されていき、次第に変形してくるのです。
変形した軟骨がギザギザになっているため、急な変化に対応できず、『ふいに立ち上がった時』や『歩き始め』『階段の上り下り』にズキンとした痛みが走るなど、次の動作に移る時痛むのです。
また特に、階段を降りる時もズキンとして「膝(ひざ)がガクン」と落ちそうになることがありますが、これは体重による負担が急に集中したためで、ギザギザの軟骨が周りの神経を刺激した結果なのです。
瞬間的な痛みに対して安全本能が働き、その患部を守ろうとしてガクンと落ちるのです。
つまり、人間は急激な痛みまたは瞬間的な痛みに対して、横になって重力の負担をかわそうとする防御反応が働くのです。
これは、既に変形が90%溜まっている証拠です。
このような症状が出たら早めにサラシ包帯や専用サポーターなどで3週間程固定しておきましょう。
また、電車の中や台所で立っている時、膝(ひざ)を伸ばし切らず、少し曲げ加減にして立つことも大切です。
膝(ひざ)を伸ばしきって立つと、全体重を骨で支えることになり関節に一層負担をかけてしまいます。
逆に、膝(ひざ)を曲げ加減で立つと、体を支えるための筋肉も発達し関節への負担を防ぐことができるのです。
そして、このような症状が出る人と、出ない人の差はやはり足裏が不安定になっているかどうかの違いです。
同時に、重力の影響である『過剰な衝撃とねじれ』の破壊力を多く蓄積させてしまったかどうかの差でもあります。
実はこの障害を起こす人のほとんどに『外反母趾』や『指上げ足(浮き指)』が見られるのです。
この事実からも分かるように、膝(ひざ)の痛みは足裏の不安定「外反母趾」や「指上げ足(浮き指)」が本当の原因であり、隠れていた真の原因だったのです。
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