1.椎間板ヘルニアによっておこる坐骨神経痛
体を前に倒したり横に倒したりするとお尻や太もも・ふくらはぎに痛み・シビレが出てきます。
そのような兆候のときは椎間板ヘルニアが引き起こす坐骨神経痛の可能性が高いです。
日常生活での姿勢や背骨のゆがみ、腰への負担が原因で起こります。
腰の骨は5個あり、その間には椎間板と呼ばれるゼリーのようなクッションの役割をする軟骨があります。
腰への負担、背骨や骨盤のゆがみなどが原因で椎間板が変性(形が変わる)を起こし飛び出してきて、近くにある神経に触れ、腰の痛みやおしりや足のシビレを引き起こします。
2.脊柱管狭窄症による坐骨神経痛
脊柱管狭窄症の場合、腰痛や腰回りの筋肉の張り感があらわれます。
代表的な症状は歩いていると腰が痛くなり歩けなくなります。
腰を前ががみにして少し休むと、また歩けるようになる特徴もあります。間欠性跛歩(かんけつせいはこう)といいます。
名前の通り、脊柱管といわれる神経の通り道が狭くなることで歩く姿勢(腰をそらす)で脊柱に負担がかかり、結果的に脊柱管を通る神経が圧迫されて、腰痛、足にしびれや痛みが出るのです。
足があがらなくなってきたり、更に症状が悪化すると排尿障害、肛門周辺の熱感などの異常が現れます。
年代としては50歳以降に多く起こりますが、最近では若い人にも起こり得ます。
なぜなら、デスクワークで長時間座ることが多くなり脊柱に負担をかけていることが原因となります。
前かがみでパソコンを見たり、肘をテーブルについた状態で仕事をしたり、椅子に浅く座って仕事をしたりと知らないうちに身体が歪んでいく状況をしていたりしてませんか?
3.梨状筋症候群による坐骨神経痛
梨状筋症候群とはおしりの奥にある梨状筋(りじょうきん)の下を通る坐骨神経に対して、梨状筋が長年、悪い姿勢でいたため片方の足で体重を支えることで緊張して硬くなったり神経を圧迫し、おしりの奥の方から足にかけて痛み・シビレを引き起こします。
座る時間が長かったり、スポーツや仕事での腰やおしりに強いストレスがかかる方に多く見られます。
軽い痛みではなく「ビリビリ」や「鋭い」痛みが特徴です。
梨状筋での圧迫でおしりから足裏まで症状が現れます。
梨状筋症候群では、筋肉はレントゲンなどでは映らないため、発見されづらいという現状があります。
4.腰椎分離・すべり症による坐骨神経痛
分離症とすべり症は別々の病気になります。
分離症は学生期に多く、スポーツで何度も腰を捻ったり、重たいものを何度も持つなどの繰り返しの動作で腰椎の疲労により分離します。
すべり症では姿勢の悪さによる背骨と骨盤の歪みで「骨の変性や変形」、「筋力の低下」、「筋肉疲労」があり、特に姿勢の悪さというのが最大のポイントです。
特にすべり症というのは腰をグイグイ押したり、無理な力を加えないほうが治っていくので当院ではできるだけ体に負担をかけず、かつ効果絶大な施術法で行っていきます。
5.1~4が重なって出る坐骨神経痛
例えば、
椎間板ヘルニア+梨状筋症候群
椎間板ヘルニア+脊柱管狭窄症
梨状筋症候群+分離すべり症
など、重なって来られる方も多く来られます。
当院では様々な神経テスト・筋肉テストを行い、原因を突き止め、最短で回復するようにしております。
6.原因が特定できない坐骨神経痛
テレビや新聞などでも取り上げられている「腰痛の85%が原因不明」という事実。
しかし、これはあくまで病院での見解であり、病院・整形でも良くならない腰痛・坐骨神経痛を日々みさせてもらっている私からすれば「原因不明の腰痛はない」と考えています。
腰痛の原因は病院での画像診断ではわからないことが多いです。
どうしても骨をみるレントゲンで異常がなければ原因不明、、、そして、骨に異常がなければ、止むを得ず「坐骨神経痛」・「梨状筋症候群」という名がつけられます。
それでも患者様の納得が得られなければ、心療内科を勧められます。
「病は気から」と言う事でしょうか?
残念ですが病院では原因がとくていできないだけのような気もします。
坐骨神経痛治療の本質
ここまでご覧頂いたように、あなたが坐骨神経痛治療で改善という結果を得るためにも優先すべきなのは、
病名がどうのこうのということではなく、まずあなた自身の生活習慣における問題点を見つけ出し、それに対して対処をしていくこと。
1.坐骨神経痛が長引く前に対処できるのか?
腰やお尻、太ももやふくらはぎの激痛は必ず改善する。
でも一番重要なのは【坐骨神経痛に悩まされる】状況にならないこと。
次は坐骨神経が痛くなる原因とそうならないための方法を伝えていきます。
2.なぜ坐骨神経痛が治らないのか?
本来、左右の骨盤の間に仙骨が挟み込まれて2本の足で体重を均等に支え体は安定して立つことができる。
この安定感を失うことにより均等に支えていない状況、つまり骨盤がゆがんだ状態で生活を続けていると、骨盤の周りについている特にお尻の筋肉が硬くなり坐骨神経痛を引き起こす。
この安定した骨盤を常日頃から保つ生活習慣をしていくことが坐骨神経痛を早期に改善させるポイントとなる。
この原因を作らないようにしていけばいいのだが効果のない間違えた予防法をしている人が多い。
次はその代表的な方法を紹介します。
3.効果のない予防法
3−1 コルセット
多くの坐骨神経痛で悩む方がつけているのがコルセット。
確かに守られている感覚はあるかもしれない。
でも実際は効果はない。
それどころか自分自身で坐骨神経痛が出るのが恐いと脳が判断して少しの変化でも坐骨神経痛がで出る状態を作ってしまう。
せっかく坐骨神経痛が治っても日々、コルセットがないと何もできない状況になってしまうので使用を減らしていくことをお薦めします。
3−2 マッサージで腰やお尻の筋肉をほぐす
よく坐骨神経痛になったらマッサージに通っている人がいる。
それで坐骨神経痛が治るのか?といえばそれはない。
例えば、ゆびを包丁で切ったとして、その切った部分を痛いからといって押したりしないでしょ。
絆創膏やカーゼを貼って傷がふさがるまで触らないようにしているはずです。
なのに、痛い腰やお尻はグイグイ押すっておかしくないですか?
痛いということは、目に見えないだけで身体の中では傷がある証拠ですよ。
なので、骨盤が歪んでしまって左右均等に身体を支えれなくなって坐骨神経痛が起こっているので、その問題を解決しないことには効果がない。
筋肉をほぐすことで、かえって骨格を支えれなくなり逆に不安定感を感じてしまうこともある。
4.坐骨神経痛治療のまとめ
多くの坐骨神経痛で悩んでいる人は、今まで坐骨神経痛を治すのは難しい、一生だましながら付き合っていくしかない問題だと考えていたかもしれません。
なぜなら、坐骨神経痛と診断されると治らない病気じゃないかと思っている人が多いです。
怖がっている時点で身体には良い変化は起こらない。
すぐに激痛を改善することは難しい場合もある。
しかし、坐骨神経痛を起こしている今の状態を正しく原因を発見し、 適切に処置をすれば必ず改善はするし、再発しない身体を手に入れることも出来ます。
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